2019年9月15日日曜日

+今日のおしゃべり+ 第二回 「嫁が怖い」

+今日のおしゃべり+
第二回 「嫁が怖い」

T
「こんにちは。 今日は、カイトさんをゲストに呼んでいます」

ソウジ レイジ
「宜しくお願いします!」

カイト
「お、おぅ、宜しく。 二人とも元気だな」
「俺は元々日曜大工をやってて。 家具とか機械とか、色々直してたら、いつの間にか本業になってた。 そんな適当なやつだと思ってくれ」

ソウジ レイジ
「把握しました!」

レイジ
「ソウジ、なんでいちいちハモるんだ」

ソウジ
「わざとじゃないよ!?」



ソウジ
「単刀直入に質問します! カイトさんって、現在ご結婚は!? 俺早く結婚したいです!」


カイト
「うっ……してる。 いや、可愛い奴なんだよ、いい奴なんだよ。 けどな……」

ソウジ
「けど?」


カイト
「嫁のこだわりが強すぎて怖い」

ソウジ レイジ
「!?」


ソウジ
「こ、こだわりって?」

カイト
「俺がうどんが好きだって言ったんだよ。 少し前に。 そしたらな」
「あいつ極端で、毎晩夕飯をうどんのアレンジ料理しか出さなくなった……」

ソウジ
「ちょっとwww それはそれで凄い愛情ですね」


カイト
「息子と娘には、ちゃんと毎晩違う料理出すんだよ。 なんで俺だけうどん料理なんだよ!!」
「そばめしってあるだろ!? この前、そばめしのアレンジ料理よってうどんで……!」

レイジ
「まぁ、まぁ、落ち着きましょうか……」



T
「凄い愛ですね、笑」

カイト
「いやもうあれは愛っていうより、嫌がらせなんじゃないか? 俺何かしたのか?」
「俺は常々、あいつからの嫌がらせだと思ってるよ」

T
「でも、うどん料理なんてそうそう浮かばないですよ。 奥さんの得意な事って、料理なんですか?」

カイト
「アレイアは料理研究家だ」

ソウジ
「おぉ~……尊い」


カイト
「どうしたらアレ、止めさせられるんだろうな」

T
「さっき仰ってましたけど、奥さん、こだわりが強いんですか?」

カイト
「あぁ、なんかな……俺がちょっとでも良いなっていうと、それ尽くしになるんだ」

T
「お子さんたちに対しては?」

カイト
「さっき軽く言った気もするが、息子娘に対しては、そうでもないんだよな。 バランスよく食えってよく言ってるし」


レイジ
「やっぱりそこは、母親の顔なんですね」

「俺はしくみシートが気になってここに参加してるので、今の話を、シートにどう当てはまるか考えてみます」

T
「この世の仕組みシートだね。 それが分かればすべて解決する、というアレ」
(おしゃべりに参加すると、基本的にはこれをもとに話が進みます!)
(はしょっているので、詳しいことは参加して確認してみてくださいね!)


レイジ
「ふむふむ……」
「『目の前のものは、全て自分が写っている』。 これが気になりますね」

ソウジ
「なんぞそれ」

レイジ
「読んでないのか? 参加するときにもらうじゃないか」

ソウジ
「うっ、ごめんごめん」


T
「私たちおしゃべりの場での基本理念は、『相手の言動と、自分の言動や気持ちは、実は気づいてないだけで同じかもしれない』と捉えるんだよね」
「それが、自分が写ってるって事ですね」
「前回のDさんと、ソウジがいい例でしたね」

「レイジやソウジも、何かそういう思い当たること、あったりする?」
「カイトさんも、奥さんのやってることが、自分のやってること、と捉えたりしてみたらどうかな?」


カイト
「ん~……そうだな、嫁のこだわりが強くて…...ってことは、俺も何かにこだわってるって言いたいんだろ?」

T
「鋭い!」

カイト
「でもよ、俺だっていくら知り合いが『バーボンが一番いい』つってたからって、バーボン攻めはしないぞ、アレイアと同じことなんかしてねぇぞ」


レイジ
「そういえば前回のおしゃべりは、『チャラ男(軽い男)』と『一途男』で、一見真逆の存在なのに、気持ちの部分では同じでしたよね?」

T
「それも鋭い!」


ソウジ
「カイトさんは、バーボンがいいって言われたら、どうするんですか?」

カイト
「俺か?」

「『てめぇ! 贅沢ばっか言わないで他のウイスキーのめ! ハイボール飲め! 飲むまでバーボンはお預けだぜ!』とか、酔った勢いで言うかもしれない」
「好きだって言われたら、ちょっといじめてやろうと思うかな」

ソウジ
「将来この人と飲みにはいかないようにしよう、そうしよう」

カイト
「あん? 俺の酒が飲めないって言うのか? ……いや、これは冗談だよ」


レイジ
「『そうなの? 私のうどん料理今日はいらないの? ちょっと悲しいかも……。 でも、早く食べないとのびちゃうし、もったいないし、〇〇が全部食べて唐揚げ無くなっちゃうわよ?』なんて夫婦関係やってそうですね」

カイト
「レイジ……どうしてそれが分かった」

レイジ
「え? 適当になんとなく言っただけです。 なんとなく、奥さんのほうが強そうだったので」
「いえ。 近所にそういうご家庭があったので。 ホント適当なこと言っただけですよ。」


T
「レイジ君……エスパーなの?w」

レイジ
「いやほんと、適当に言っただけだから。 持ち上げないで」



カイト
「そうやって比較すると、か。 別の場所で、別の相手で、同じようなことやってんだな俺……笑」

「確かに俺はウイスキーが好きだから、飲み会だとウイスキー押しになるし、それは美味さを伝えたいからだな。 バーボン以外もお勧めはあるんだ」

「俺はアレイアが、俺に嫌がらせをしてるんだと思ってたが、浅はかだったか……」
「酔った勢いとはいえ、バーボン好きなやつに嫌がらせするような俺だから、そう思っちまうんだな」


「うどん推しか……。 そうだな、自分の自信の料理を食べてほしいんだな。『相手の言動と、自分の言動や気持ちは、実は気づいてないだけで同じかもしれない』。 もし同じ考えだとしたら、美味さを伝えたいんだな。 自分の料理の腕を」


ソウジ
「あぁ、やっぱり女の人って尊い。 人妻だけど」

レイジ
「お前……」


カイト
「アレイアの気持ちはなんとなく分かった。 嫌がらせって事じゃなさそうだな」
「前回のDとの記事、俺も読んでたからよ、何となくわかりやすかったぜ」
「あ、Dは俺の知り合いな。 紹介されて今回参加したんだ」

「だけどよ……うどん尽くしは何とかなんねぇかなぁ」




~後日~

カイト
「なぁ、T。 この前は世話になったな」

T
「あ、先日はどうもです。 お疲れさまでした」

カイト
「あの後、『うどん好きだって言ったばっかりに、いつも色々考えてくれてありがとな』って言ってみたんだ、とりあえず感謝しておこうと思って」

T
「おぉ、そうなんですね!」


カイト
「そしたら、『うどんばっかりに力入れたから、そろそろネタが無くなっちゃって……色々考える苦労って、カイトも分かってくれてたのね! うどん以外でもいいから、しばらく一緒に考えてほしいんだけど』って言われたんだ」

「ようやく、うどん日和から解放されそうだよ」

T
「ミラクルですか! よかったですね!」


(完・つづく)

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まだ続けるの? って、色々な方向から言われてますね!

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